元高校球児が語る! 高校で野球をすることのメリット・デメリット
私は小学二年生のころから野球を始め高校三年生まで続けていた元高校球児です。
その中でも特に大変だったのが高校野球
少しでも高校野球とはどんなものなのか知ってもらいたくこの記事を書きました。
高校で野球部に入ろうか迷っている方・子供が野球をするつもりでいる保護者の方などに読んでためになるものとなれば幸いです。
- 高校野球をすることのメリット
- 世間一般から高い評価を受けやすい
- 礼儀・あいさつが異様なまでに身につく
- 体力・運動神経において他の部活を圧倒できる
- 高校野球をすることのデメリット
- 費用がかかる
- 練習時間が基本的に長い
- 野球部特有の謎のルールがある
- 坊主を強制される
- 中学とレベルが違いすぎてついていけなくなりやすい
- まとめ
高校野球をすることのメリット
世間一般から高い評価を受けやすい
これは高校野球をしていた方ならば誰でも思うことではないでしょうか。
「野球部です」この一言で大人からはまじめな人だと認識されます。就職にも有利になるともよくいわれます。事実、私の地元の商業・工業高校の野球部の人たちは最も高待遇な就職先の推薦をもらえるで有名です。
女性からの評価も上々といえるでしょう。
入部して周りからの承認欲求が満たされることは間違いないでしょう。
礼儀・あいさつが異様なまでに身につく
野球部は縦社会です。監督・コーチ・保護者・先輩・ご近所の方などなど、目上の方へのあいさつは絶対です。とてもとても大事なものなので入部して間もないころは先輩から何度も礼儀とあいさつは注意を受けると思われます。
そうして野球をしていく中で社会性が身についていきます。
社会人になる前に身につけられて良かったと心から思います。
他の部活でも礼儀は身につくという意見もありますが、野球部にはほぼ100%劣ると私は考えています。
それくらい野球部では礼儀とあいさつは神聖視されています。
体力・運動神経において他の部活を圧倒できる
野球部は基本的に体力自慢な人が多い。
その理由は野球は練習量が他の部活にくらべて圧倒的に多いから。
持久走・短距離走・筋力トレーニング・体幹トレーニング・などなどなんでもやらなければならない野球部が全国ほとんどだと思います。
その結果として何のスポーツ競技でもそつなくこなせるようになります。
体育祭や球技大会では野球部の人間はだいたい活躍しています。
このことは高校生活を楽しむうえで相当助けになるでしょう。
高校野球をすることのデメリット
費用がかかる
高校野球はお金がかかります。
ざっと思いつくだけでも公式戦用ユニフォーム・練習試合用ユニフォーム・練習着・スパイク・グローブ・バット用手袋・守備用手袋。これだけそろってやっと野球らしい野球ができます(部費も私が入っていた野球部では毎月五千円払っていた)。
スパイクやグローブ、手袋は消耗が速いため三年間のうちに何度も買い替えることになります。
また高校野球は頻繁に遠征がありますので、そのときのホテル代なども必要。
このデメリットは保護者の方にとっては一番大きなものなのではないでしょうか。
私の両親も相当苦労していたと思います。
両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
練習時間が基本的に長い
これは高校生活を送るうえで最も悩ましいところでしょう。
進学校の野球部のひとにとっては、練習時間の長さは勉学に少なからず響いてくると思います。
周りの部活が午前中に練習を終えている中で野球部はまだ中盤にすら差し掛かっていない。このことで何度も歯がゆい思いをしました。
練習好きにはメリットになるかもしれませんが、大半の人間は試合は好きだが、練習は嫌いだと考えていますのでデメリットとさしていただきました。
野球部特有の謎のルールがある
学校には校則があります。大半の人はそれだけ守っていればいいのですが、野球部はそうはいきません。
世の中は不浄ですね。
全国どこの野球部にもそこの顧問特有の謎の規則があります。
他の部活にもあるかもしれませんが、野球部の規則はとにかく濃い!
私の野球部では昼休みに主将と副主将が監督のところにミーティングに毎日行っていました。
昼休みはあってないようなものだと主将が言っていたのを思い出します。
他にもたくさん謎の規則はありますが、きりがないので控えさせていただきます。
まあ要するに、野球部に入るからには我慢が必要以上に大切だよってことです。
坊主を強制される
これはおしゃれ好きな人にはけっこう痛いとこですよね。
私は小学校から坊主だったので、あまり気にしていませんでしたが、今思うと決して肯定できるものではないですね。
多分このデメリットがこどもたちの野球離れにダイレクトに直結してると思います。
中学とレベルが違いすぎてついていけなくなりやすい
高校野球は体格が九割ですね。
体が大きい人は高校野球を始めると化けることが多いです。
断言します。
現代野球はパワースポーツです。
球が速ければ勝てます。
ホームランが打てれば勝てます。
特に軟式野球を中学でしていた方は高校野球を始めると私が上記で書いていることをひしひしと感じると思います。
ではどうすればいいのか、答えは単純です。
体を大きくする・体格に勝る技術を獲得するしかありません。
この二つのうち一つでもできたら高校野球は楽しいものとなると思います。
まとめ
以上が元高校球児が高校野球を振り返ってみて思うことです。
高校野球はとても奥深いものです。
それは野球という競技そのものだけでなく、野球をとりまく環境がよりいっそう複雑にしているのだと思います。
高校野球ほどメディアが大々的に取り上げてくれる高校スポーツはありません。
高校野球ほど老若男女問わず声援を頂けるスポーツはありません。
だからこそ高校野球のメリット、きれいなところだけを見るのではなく、ある意味で負の、不条理なところを伝えたくなりました。
人生初のブログ投稿一発目の記事がこのようなネガティブ感情高めな記事になってしまいましたが、私はそれもこれもひっくるめて高校野球が大好きです。
高校野球に興味がある方に少しでも参考になれば幸いです。
閲覧頂きありがとうございました。